ゴートミルクの特徴】
ゴートミルクにはミネラル、電解質、微量元素、ビタミンなどが豊富に含まれています。これらはエネルギーやたんぱく質、酵素を作るのに必要です。
また脂肪球が牛乳よりも6分の1と小さく、消化を助ける酵素を含んでいるため、消化吸収されやすいのです。
【下痢や便秘をおこしやすくても、ゴートミルクを飲んでも大丈夫ですか?】
ゴートミルクは牛乳に比べ脂肪球が小さく、胃の中でもタンパク質が凝固しにくいという特性を持っています。
そのため消化器官が弱く下痢や便秘をおこしやすい人、牛乳や豆乳を飲むとお腹をこわす人、アレルギー体質の人、病気などで体力が落ちた人でも、比較的容易に消化吸収できます。
この製品はそれら人間用に用意されたものですが、犬猫にも非常に良い結果が得られます。
また普通のミルクや犬猫用ミルクを飲めない犬猫にもおすすめです。体力が落ちている犬猫には、簡単な栄養補給方法として使用することもできます。
【牛乳と比べての成分比】
ゴートと牛の生乳成分を比較すると、ゴートのほうが多くの面で勝っています。
タンパク質 107%
脂肪 109%
ミネラル 114%
カルシウム 120%
ビタミンB2 280%
カリウム 120%
ナイアシン 300%
※さらに塩化物銅、マンガン等のミネラルもバランス良く含まれています。
オーストラリアでは、ザーネン種、アルパイン種など温帯地方を原産とする山羊から、ミルクを生産しています。
ゴートミルクは、1日に1頭の山羊からわずかに1リットルしか搾ることのできない、大変貴重なものでありながら、かつ1年のうち2〜3ヶ月ほどしか搾乳できないため、年間を通して安定して入手することが難しい製品です。
このように年間通して生産できないため、多くの畜産業者では生産効率をあげるために、1年で2回、あるいは2年で3回人為的に妊娠させるという交配・分娩時期調整をしています。
この季節外繁殖によって生産効率を高め、1年を通して搾乳しているのが実情です。
人為的な季節外繁殖を行う方法として、人工光源により日照時間を調節する方法や、光感受性に関わるメラトニンを投与する方法もありますが、多くの場合、ホルモン投与による発情誘起が、より実際的な方法として多く行われています。
ゴートミルクはこれらの人為的なホルモン製剤を一切使用しない「自然放牧飼育」をし、ビタミン・ミネラルを豊富に含むアルファルファを中心に与えています。木の実も食べさせます。
もちろん、農薬、ホルモン剤、抗生物質等は一切与えていません。このため年間通しての生産量が少ない希少なものですが、薬物やストレスを与えないヤギから搾取された安全なミルクを使用しております。
ゴートミルクは幼犬猫の哺乳はもちろん、このような犬猫におすすめです。
◎アレルギーの犬猫
◎お腹が弱く他のミルクが飲めない犬猫
◎カルシウム分の補給が必要な犬猫
◎食欲不振時にフードに加えて
◎成長期や毎日の栄養補給に
◎病中、病後、成長期の栄養補給に
■成分■
(100g中)
エネルギー 2080kj
ビタミンB6 0.27mg
ビタミンE 0.94mg
ビタミンA 410μg
ビタミンD 1μg以下
リノレイン酸 580mg
コリン 42mg
葉酸塩 4.5/100g
カルシウム 830mg
ナトリウム 250mg
リン 760mg
亜鉛 2700μg
マンガン 42μg
ヨウ化物 174μg
ビタミンK 3.0μg
ビタミンB12 0.30μg
ビタミンB1 0.10mg
ビタミンB2 0.62mg
ビオチン 16μg
タウリン 48mg
塩化物 1200mg
マグネシウム 96mg
カリウム 1400mg
鉄 0.13mg
銅 62μg
セレン 12μg
■標準組成■
(100gあたり)
粗たんぱく質 29%以下
粗脂肪 29%以下
粗繊維 0.1%以下
粗灰分 7%以下
水分 4%以下
■原材料■
山羊のミルク
■原産国■
オーストラリア
■内容量■
M(120g) L(300g)